釣行日 平成16年9月11日（土）
場所 山梨県道志川
天気 曇り一時晴れ
経路 東名高速厚木→国道４１２→青山→道志
入渓 長又
釣果 イワナ、ヤマメ
9月。禁漁時期が迫ってきた。
「さあ追い込みだ」と気はせくものの、天候のほうはといえば、今年は台風の当たり年で周期的に低気圧がやってきては出鼻をくじかれる。
二日前もかなり荒れ気味で天気予報が気になっていたが、台風19号は大陸に向かったようである。
久しぶりに、道志川・長又に向かうことにした。
道志川上流に位置する長又は、川幅も狭く水量もさほどない。が今日は、先日らいの雨の影響であろう、渓の水は轟々と音を立てるがごとく勢いよく流れていた。
一度は釣果への期待が膨らんだが、すぐに速い流れがアダとなっていることに気づく。よどみの少ないエリアなのである。
入渓ポイントにあった、魚が身をかくすための岩もかなり減っており、川床には青白い砂礫が目立っていた。
岸よりの緩みを狙ってみるが、釣れてくるのは10センチほどのリリースサイズばかりである。
そういえば、駐車スペースで行き交ったフライマンも、「小さいのしかこない」と言っていた。
歩を進める。
しばらくいき道路側を見上げると、週末利用の別荘族であろうか、新築の建物の庭でなにやら作業をしている。
「別荘が増えてきたな〜。もともとこの辺りは魚影が薄いところだし、さらに釣れなくなるかもしれないな〜？」、などと思いながら時計を見ると、早くも昼を回っていた。
10メートルほど下流で竿を振っている妻に、昼食にすることをゼスチャーで伝え休憩することにした。
リュックを下ろし、ファインブリューを飲みながら握り飯をほうばる。
貝の煮物がなかなかいける。コンビニで仕入れたものだが。
じっとしていると寒いくらいである。
水温17度、気温20度。駐車場所では25度あったので渓の外より5度低いことになる。
昼食後は、レインウエアを着込んで上流を目指すことにした。
ポイントを探りながら釣り上がっていくものの、餌を追うのはやはりリリースサイズばかりである。
そういえば、何年か前もこんな状態のときがあったなと思い、古いページを探してみたら、3年前のちょうどこの時期に、ここ長又を訪れていた。
その時と同様、今日も妻が6寸弱のイワナを一匹、私はキープサイズやっとのヤマメが一匹であった。
この時期、このポイントはどうも苦戦するようである。
