| 平成12年9月25日（月） | くもったり晴れたり |
山梨県道志川 | ニジマス、チビヤマメ | 妻と同行 |
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神ノ川入り口より入渓する。気温24度、水温16度。二日前の雨の影響か、道志は水かさが増え流れも速かった。少し下流から釣りはじめることを申し合わせ移動する。4月・5月に訪れた時には渡渉可能であった場所も、量と流速に押され、とても渡れる状況ではなかった。
岸よりのプールで妻がニジマスを釣り上げた。25、6センチの食べ頃サイズである。それを横目に、流した目印を追う。落ち込み手前の大石の横で仕掛けが伸びきろうとしていた時、底石に触れたかのごとくかすかなアタリを感じた。軽く合わせてみると、根がかりのような鈍いアタリの後に強い引き。一瞬のうちに竿がのされてハリス切れ。この場所はニジマスがよくかかる。きっとニジマスだ、でも下流に走っていったなー、ウーン・・・・・・・・。
左岸の砂地にシートを敷き、定番の握り飯と焼きそば、ビールで昼食をとる。午後からは上流に向かうことにする。
股下まで浸かってやっと渡渉し、右岸伝いに神ノ川出会い付近に着くと、釣り人がフライを振っていた。他にもう一グループいる。獲物はやはりニジマスだけのようである。我々は一寸距離をおき、淵尻から流れ出しをねらう。時折竿先に感ずる強いあたりはウグイであった。中には25センチほどのもかかってきた。しばらく底石周辺を流していると、ニジマスの強い引き。仕掛けを切られないよう慎重に手繰ると、30センチ弱のニジマスであった。
日が翳り始め、先行していたグループは神ノ川方面へ引き上げていった。我々も暗くならないうちに引き上げることにする。釣果は食べごろのニジマス4匹、15センチ程度のヤマメ2匹、ウグイ多数。ニジマス以外はすべてリリースする。
今日で渓流釣りも終わりだとの思いがあり、いつもより渓の様子が気にかかっていた。静寂さはいつもと変わらない。渓の流れの音はかなりのボリュームで、全身に響いてくる。その音が雑音を消し、渓の静寂さをさらに深めている。開けた川面には、秋のやわらかな陽射しが降り注いでいた。
来年の解禁にはどこから入渓しようか。杣道には真っ赤な彼岸花が群れていた。
