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　梅雨どき、台風3号接近、こんな環境の中、釣竿をしょって仲間がやってきた。
午前9時53分、5人が伊豆急下田に到着。
奇跡的に雨はあがり、薄日さえ射している。
「普段の行いがいい証拠だよ〜」
皆の反応はさまざまだが、雨があがった事実に安堵感が漂っている。


早速餌屋に。
「今日は堤防で釣りはできそうですか？」
「風はあるけど、ならいじゃないから釣りやすいよっ。」
堤防につくと、なるほど、風は少し強いが陸風で、竿さばきには影響がないようである。
それぞれ、おもいおもいの釣りを始め、それはそれは数多くの獲物を手中に収めた。
午後2時ころ納竿とし、温泉に浸かった後は宴の時である。


　＜以下は小屋での会話。＞
　「koちゃんの念力はすごいね〜、雨があがっちゃたもんね！」
　「内心はドキドキだったよ。日が近づくに従ってだんだん悪くなってくるんだから。」
　「誰か、止めようよっていう人はいなかったんですか？」
　「言えないんだよ、行かなかったらどんなペナルティがあるか怖くて▼□＃＄％」
　「一通しか来ないメールが最終決定だし、家には雨が降っても何でも行くからって言ってきたよ・・・・・」
　「雨だったら、歴史散策に変更しようと思ってた。」
　「似合わないでしょっ。」
　「かもねっ。」
　「渓流釣りの時は15センチ未満はリリースするんですよね。」
　「「なんでこんな小さいの持って帰ってきたんだ」、て思ったでしょ？」
　「Ｔさんに見せようと思って、掌に載せて掲げたとたん、とんびにもって行かれちゃって！」
　「釣ったんじゃなくて、ひっかけてんだから！」
　「餌垂らすと寄ってくるからね〜」
　「そーそー。」
　・・・・・・・・・・・・
その後、ホタル観賞、カラオケと続く。


　そして翌日も晴れ。
　「すごいね〜、koちゃんの念力！！！！」